皆さんがコロナ明けに一番楽しみにしていることは何かなぁ(゚∀゚)
私の1番はね、気兼ねなく旅ができる日が来ること!
オハラ空港が近くにあると、旅熱が高まります。コロナの影響で、数件旅行の予定キャンセルしたからね、余計に灼熱のごとく高まってますよ。この熱で体内脂肪もついでに燃えてくれりゃいいんだけどマジで\(^o^)/
皆さんご存じのように、オハラ空港はハブ空港なので、世界様々なところに直通で、早く、安く行けます。今まで23回海外行っている、まぁまーあのトラベラーな私にとって、このメリットはシカゴに引っ越した理由の一つです。
いやあ、それだけ海外行ってると、色々なことに遭遇してきましたよ。
ほんの一例ですけど、カンボジアでバイクタクシーのおっちゃんとチャップリンのごとく高速ジェスチャーで大ゲンカしたり、スペインで大晦日に食あたりでERに行く羽目になって点滴しながら年越ししたり、台湾の山奥で帰り道がわからなくなって、住民との必死の漢字の筆談で無事下山したりね。がっはっは、話し出したら止まりません(゚∀゚)
そーやって多国で色々と乗り越えてきたのが少しは役に立ったのかな。今となっては異国の地で、異国の企業で、声も体もデカイアメリカ男性陣があつまる我が部署の紅一点として頑張れるくらい、面の皮も厚くなっちゃいました(´∀`)9 ビシッ!
そうやって過去の旅を思い返していたら、ある思い出がふと蘇ってきました。シカゴで新しい仕事を始める前に決行した、オハラ空港からのヨルダン・イスラエル・パレスチナ一人旅の思い出です。
いやー、どの国も3D絵画のように美しかった。思い出は語ったらキリがないんですけど、まぁ皆さんただの旅行記を聞きにこのブログ見に来てないでしょう。くっくっく、皆さんのことはもうわかってますよ(゚∀゚)
なので今日はね、『ヨルダンで一歩間違ったら遊牧民の嫁になっていた話』でもしようかなと思います。
それでは、開幕。
( ゚Д゚ノノ”パチパチパチ
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まず、ヨルダンに行った理由のうちの一つがここ。どこかわかりますか?
あら嫌だ、全身初公開しちゃったわ
『インディジョーンズ・最後の聖戦』の舞台になったペトラ遺跡です!この神殿は、映画でも使われた、ペトラで一番有名なエド・ディル(宝物殿)です。すごいでしょ。2000年前に、人間がただの一枚岩から作った神殿が、まだこうやって荘厳な美しさで残っているんですよ。初めて見た瞬間、脳みそ全部持っていかれたかのように、ただ無心に20分間見つめていました。
『インディ・ジョーンズ・最後の聖戦』より。ペトラ遺跡に来る人の99.999999%がこの映画が理由でしょう。
で、このペトラ遺跡にね、「ベドウィン」という砂漠の遊牧民族が住んでいるんです。彼らは元々アラビアから来たアラブ系遊牧民で、このペトラ遺跡に紀元前6世紀くらいから徐々に定住していったようです。遺跡内に点在する洞窟に住んでます。
観光客が多いせいか、皆びっくりするくらい英語がうまい。このおっちゃん、私がアメリカから来たと知るや、アメリカのファストフード文化は良くない、全部ヨルダン食に置き換えるべきだ、でも自分はコカ・コーラは大好きだ、って英語で熱弁してました。
底抜けに明るかったベドウィンのおっちゃん。長生きしてね。
そして、私が遺跡内で一番大きい、山頂のエド・ディル(修道院)に行ったときのこと。
エド・ディル
私が休憩していると、ある一人の若いベドウィンが近づいてきました。
その後も会話は続きます。
ベドウィン『前からジャパニーズの女性に憧れているんだよね』
あゆみ『はぁなるほどなぜですか』
ベドウィン『いやぁ、ミステリアスな魅力がたまらなくて』
あゆみ『君たちの方が私にとってはよっぽどミステリアスだけど』
ベドウィン『たしかに僕たちは長い歴史があるけど、自分的にはこれから新しい血をもっと入れていったらいいんじゃないか、と思うんだ。ベドウィンの中に新しい文化を作ってきたい、って思ってる』
あゆみ『(へぇー、真面目な青年ぽいな。顔もよく見てみると、味噌カツ系のなかなかの濃いイケメンだし)←心の声』
そして会話が15分くらい経過した時。一生忘れられないであろう、あの瞬間がやってきた。
ベドウィン『あまりこういうこと言わないんだけど・・・』
ちょっと、こんな高レベルな口説き文句あります?(゚∀゚)
洞窟・ヤギ・搾りたてのミルク、って全てのワードが、ツッコミどころ満載じゃないですか。これはヨルダン風のボケなのか?って思って彼を見てみると、それはまぁ、真剣な顔でこっちを見つめてるわけですよ。あまりに真剣な顔だから、こっちも笑いたいのに笑えない。こらえすぎて、腹筋がプルプル高速で動いている。あ、脂肪か\(^o^)/
まだこの話、続きがあるんです。いやぁ、遊牧民男子はあきらめないですよ。詳細は、また後編で。再来場お待ちしています。それでは皆さまご機嫌よう。
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